こんにちは。帯広市議会議員の柳田健太郎です。
今回は、帯広市で運行中の自動運転バスに乗ってきましたので、その体験をレポートします。
帯広市内では、ミライズグループが運営する自動運転バスが、月・木・金・土・日の週5日間運行されています。
誰でも無料、予約も不要で、帯広駅周辺や緑ヶ丘公園、おびひろ動物園などを巡るルートを走っています。


8人乗り、時速20キロ。意外なほど快適!
今回乗車したバスは8人乗りで、最高速度は時速20キロ程度。
自動運転の「レベル2(運転支援)」という位置づけですが、走行は非常に安定しており、想像以上に快適な乗り心地でした。
車内には大型モニターが設置されていて、現在位置や運行状況、周辺のセンサー情報がリアルタイムで表示されており、乗っていても安心感があります。



病院や学校周辺での活用に期待
実際に乗ってみて感じたのは、
病院や学校など市民の生活に密着した主要幹線道路をカバーできれば、
将来的にこのバスが高齢者や学生、通院患者などの移動手段として、十分に役立つ可能性があると感じました。
公共交通の課題を抱える地域にとって、こうした小型自動運転バスの導入は、新たな交通インフラの選択肢になり得ると強く感じました。

車両価格は数千万円。だからこそ自治体支援を
一方で、車両本体の価格は数千万円規模。
バス会社だけで負担するのは現実的ではありません。
ここはやはり、自治体が税金を投入して支援することも必要だと思います。
特定の年齢層向けではなく、車両自体に補助する仕組みを整えれば、何歳まででも誰でも使える、より普遍的な交通インフラに成長していくはずです。

法整備の重要性も実感
オペレーターの方も、「現行法ではまだ対応しきれない部分もあり、様々な制約がある」と話していました。
今後、市・道・国がしっかりと連携して、法整備をスピーディーに進める必要性を強く感じました。
こうした地道な取り組みの積み重ねが、未来の自動運転社会を支えていく一歩になるのかなと。
未来を先取りする素晴らしい試み
帯広市の自動運転バスは、未来の公共交通の可能性を体験できる素晴らしい取り組みでした。
小さな一歩かもしれませんが、移動手段の自由度を高め、誰もが暮らしやすい社会をつくるために、こうしたチャレンジを応援していきたいと思います!