次回建設委員会は11月13日登壇予定です。

令和7年7月24日建設委員会まとめ

こんにちは。

帯広市議会議員の柳田健太郎です。

7月24日に開催されました建設委員会での発言要旨等を以下のまとめていきます。

今回は「雑草の草刈り」「除雪体制」「上下水道」の3つのテーマについてご報告いたします。

雑草の草刈り ― 安全で見通しの良い道路環境を目指して

夏の猛暑の中、市内の中央分離帯や道路沿いでは、雑草が生い茂り、視界不良や交通の危険性を訴える市民の声が増えています。
現在、市では年2回の草刈を計画的に行っていますが、作業の時期によっては草丈に大きな差が生じ、通学路や幹線道路で見通しの悪さが懸念される場面もあります。

私は、「市民の体感としての立地状況による不公平感をなくすためにも、一斉草刈の検討をすべきではないか」と提案しましたが、市からは「人手不足や高齢化の影響もあり、全市一斉実施は現状困難」との答弁がありました。

現在雑草の草刈りに年間1億円以上の税金が使用されております。将来的には除草剤の活用や植樹帯の構造見直しなど、中長期的な維持管理体制の再構築が求められると考え提言していきました。持続可能な環境整備に向け、引き続き取り組んでまいります。


除雪体制の再構築 ― “想定外”に強い帯広へ

今年2月の記録的大雪を受け、国や北海道との連携強化や、地区毎に分かれた除雪エリアの応援体制の整備が急務であると感じています。

市からは「今後は関係機関と連携を図りながら、迅速な除雪体制を整備していく」との方針が示されましたが、現場ではスタック車両や通院困難など深刻な影響がありました。災害時に命と健康を守るため、通院や救急搬送ルートの優先除雪を明確にすることも求めています。

また、情報発信の面でも「緊急速報メール」などの即時性の高い手段の活用も要望しました。市民の皆さまが安心して冬を迎えられるよう、今後の災害対応力の底上げを進めていきます。


上下水道料金とインフラ維持 ― 経営努力を尽くした上での議論を

上下水道については、市民生活の基盤であると同時に、財政面でも大きな課題を抱えています。令和3~7年度の算定期間では、水道事業は黒字傾向ですが、下水道は減収・増支出により赤字基調となっており、事業構造そのものの見直しも必要です。

また、水道料金が道内主要都市の中でも高い水準であること、そして十勝中部広域水道企業団における「供給量ベースの負担率(71.7%)」と「実使用量(48.6%)」との乖離についても指摘しました。

料金改定の前提としては、「まずはできる限りの経営努力をやり切ったか」が問われるべきです。今後も、市民負担の適正化と持続可能なインフラ維持の両立に向けて、丁寧に議論を重ねてまいります。


今後も、皆さまの生活に直結する課題をしっかりと受け止め、議会を通じて市政に反映してまいります。ご意見やお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にお声をお寄せください。

引き続き、帯広のより良い未来のために尽力してまいります。