こんにちは。
帯広市議会議員の柳田健太郎です。
下記に質疑内容をまとめていきます。
歩道の損傷を減らすには?通報の「見える化」と予防保全の論点(委員会の質疑・答弁まとめ)
概要
歩道の損傷は転倒リスクに直結。通報→現地確認→補修の流れは機能している一方、対応基準の分かりやすさや進捗の見える化に改善余地があることを指摘しました。
通報と対応(答弁の要旨)
- 通報システムの件数:R5 137件(歩道9=約7%)、R6 187件(歩道18=約10%)。
- 現地確認と処置:問い合わせはパトロールで全件現地確認し、応急処置/委託補修/経過観察で対応。
- 入力情報の有効性:位置情報と写真により、損傷特定が迅速化し、必要資機材・人員の事前準備が可能に。初動短縮に寄与。
予防保全の現状(答弁の要旨)
- なぜ実施していないか:歩道には予防保全型に活用できる交付金事業がなく、交通影響の大きい車道を優先しているため。
- 今後の考え方:通報・パトロールで確認した損傷は早急に補修。国・北海道の交付金事業の動向を注視しつつ、安全な歩道環境の維持に努める。
「見える化」と基準(質疑側の提起)
- HPでの進捗開示の検討:電話やLINE通報で本人意向の確認は可能。通報後の作業進捗をHPで開示できないかを提起。
- 対応基準の分かりやすさ:緊急補修/年度内補修/経過観察の物差しの明確化と開示を要望。
私の視点(発言要旨)
- 交付金不在の制約や車道優先は理解しつつ、全件現地確認は評価。
- 一方で、判断基準の不明確さと進捗の不可視は、市民の安心感や通報意欲を損ね得る。対応基準の明確化と「見える化」の両輪で改善を進めるべき。